学会参加中

現在第63回日本形成外科学会総会が開催中です。
と言っても、現地にはいません。
今年はコロナウイルスの影響で、各学会ともにWebでの参加が出来るようになっている診療科が多く、形成外科も流れに乗ってハイブリッド方式での学会開催となっています。

今回初めてハイブリッド方式が取り入れられ、ディスカッション形式や特別講演の演題は現地で、それ以外の演題は動画データが学会ホームページ上にアップされています。

もちろん、上記は学会参加者でないと見られないようになっています。

パワーポイントのスライドデータに音声をつけ、通常の学会発表のような形式で行っている先生が多い中、YouTubeのような感じで動画編集されている先生もおり、これまでの現地でのちょっと堅苦しい?発表と比較して先生方の個性が出ており、見ていてとても面白いです。

また、すごく良いと感じるのが、現地開催ですと同じ時間にそれぞれのフロアで様々な演題が同時進行で発表されているので、「これもそれも両方見たいのにどちらか片方しか参加できない!」という事態がありません。
現地でしか聴講できない演題もありますが、多くは見たい演題を、見たい時間に、見たい回数自由に閲覧出来るため、非常に良いです。

もちろん閲覧期間の制限はありますが、このシステムですと、普段はなかなか学会に参加出来ない産休・育休中の医師が、自宅で、子供が寝ている間に見ることができます。
休職中はどうしても知識のブラッシュアップや、現在のトピックスを知ることが出来る機会が限られておりますので、コロナが終息した後も是非このハイブリッド方式での学会が行われることを切に願っております。

開業後はどうしてもこれまでと比較し学会に参加する機会が限られますので、開業医に取っても非常に嬉しいシステムです。
学会参加の日の代わりの先生はほぼみつからないですからね。
同じ診療科ですから、代診の先生も学会参加される方が多いです。

そして、医師が情報更新をしっかりできることは、患者さんへのより良い医療の提供にもつながりますので、まさにいいことづくめではないでしょうか。

私自身も、来年度以降クリニックを休診せずとも学会に参加できるのではないかという期待をしております。

私は眼瞼下垂症手術に力を入れており、本日もつい先ほどまで手術をしていました。
学会でも眼瞼のセッションで有意義な発表を聞くことが出来ましたので、今後の診療に生かしより良い手術の提供が出来るよう尽力していきたいと思います。

眼瞼の手術は、手術の結果が患者さんの見た目、印象に直結するため非常にやりがいのある手術です。
垂れ下がっているまぶたを開きやすくする、視野の改善はもちろんのこと、形成外科医であることを生かし、見た目にもこだわって手術しております。

現在勤務している病院でも、自院ならびに近隣の眼科の先生より数多くの手術依頼、ご紹介をいただき医者冥利に尽きると感じます。
かかりつけの大切な患者様を継続してご紹介頂けていることは、その先生から信頼されている証であり、一層気を引き締めて手術に臨んでおります。

また、手術依頼も頂くようになり、眼科クリニックに出張し手術も行っております。
眼瞼下垂症手術は、眼科の先生、形成外科の先生それぞれが手術を担当しておりますが、眼科の先生より手術を任せていただけることは、非常に嬉しい限りです。

眼科の先生からも「自分でやるより、先生に任せた方が安心だ」と仰っていただくことも多く、依頼してよかったと思って頂ける質の高い手術を提供出来るよう、日々努力しております。

当院ではこれまで培った経験を生かし、当院で患者さんに満足いただける手術を提供出来るよう、準備を進めております。

目が疲れる、肩こりがツライ、おでこのシワが増えた、眠そうだねと言われる、など眼瞼下垂症が疑われる場合は是非一度ご受診お待ち申し上げます。

院長